Googleビジネスプロフィールセミナー

初級編

1. Googleビジネスプロフィールに登録しよう

Googleビジネスプロフィールは、ビジネス用のGmailアカウントがあれば簡単に登録することができます。

登録するメリットは絶大で、地域に根差した近隣の顧客（ユーザー）や新規顧客の獲得に必須では無いかと感じています。

初期登録は最初に躓きやすい点なので、一緒に設定しましょう！！

2. オーナー登録で全機能開放

オーナー登録には最大19日（実際は14日）程度かかりますので、必要事項の記載が必要となります！

オーナー登録することにより、Googleビジネスのオーナーとして、投稿や口コミの返信だけでなく、写真・動画を投稿することができます。

3. 無料で作れるホームページでライバルと差をつける

Googleビジネスプロフィールには、無料で簡単にホームページを作れる機能が備わっています。

ただし注意が必要なのが、ページ数が１枚のみで機能も豊富とは言えないので、正直おすすめはしていません。

既存のホームページがなく、ホームページにかける予算がないのであれば『無いよりはまし』くらいのものです。

ホームページがあるお店とないお店を比べた場合、ユーザーのホームページクリック率が35%増加し、Googleマップのルート検索される回数が42%増加すると言われています。

4. クリック率の増加につなげる

Googleビジネスプロフィールには、ホームペーのURLだけでなく会社の内観や外観、商品などの画像及び動画を掲載することも可能です。

情報を整理し、ユーザーが気になる情報を文字だけでなく、視覚的に伝えることで、クリック率の増加にも繋げることが可能となります。

5. 口コミ管理することで信頼を高める

オーナー登録を済ませることで、ユーザーが投稿した口コミに対しての返信が可能となります。

口コミが集まっていくことで、まだ『商品を買ったことがない』『サービスを利用したことがない」『来店したことがない』ユーザーに対して有力な情報源になります。

ユーザーのレビューや口コミ数が、お店の信頼の証となります。

口コミや評価に対して、真摯に受け止め返信することが重要です。

中級編

1. 認知経路が不明問題を解決

店舗に訪れたお客さんが、あなたのお店をどこで知ったかご存知ですか？

例えば、ポータルサイト⇨SNS⇨予約なのか、SNS⇨ポータルサイト⇨予約なのか認知経路が不明になっていませんか？

また、ポータルサイトやフリーペーパーなどで広告費をかけ、さらにクーポン発行している場合には、実質的な値下げ行為だと言えます。

現状でお客さんの認知経路が、ポータルサイトやフリーペーパー経由での来店と実感されており、また効果に満足されているのなら良いのですが…Googleビジネスプロフィールを使うことで、ユーザーはレビューで口コミや評価も確認して予約もでき、マップと連動しているので直接お店に迷うことなく行くことができます。

ポータルサイトやフリーペーパーが悪いのではなく、自らで集客できる手段を増やすことで、少しづつ広告費の削減が可能になります。

2. Googleの検索結果の変化

Googleの検索結果は変化しており、位置情報と店舗情報の紐付けなど、現在では、自然検索よりもローカル検索が上位表示されています。

GoogleとYahoo!検索を比較しても、自然検索よりもローカル検索が上位表示されるという構図はあまり変わらないと言えます。

まだ完璧ではありませんが、不要なキーワードや規約違反をしている場合には、上位表示から順位が下がるだけでなく、Googleから削除されることもあります。

ちなみにローカル検索とは、近くの○○などの『地域名＋業種名』などの検索されることを言います。

3. 上位表示されないのには原因がある

Googleビジネスプロフィールを上位表示させるためのコツ。最近特に注目されてきているGoogleビジネスは、上位表示をさせる為のMEO対策する業者も増えてきています。

MEO対策のMEOとは、Map Engine Optimization（マップエンジン最適化）といい、上位表示するためには必須の対策となります。

ただ注意が必要なのが、必ず上位表示を維持し続けることは難しいということです。

そんな中、架空の口コミを大量に増やしたり、不用なキーワードを使い一時的な上位表示をする悪徳業者もいるのでお気をつけください。

4. ガイドライン違反

Googleのユーザーにとって有益ではないものは、ガイドライン違反にあたります。

あなたは知らず知らずのうちにガイドライン違反をしていませんか。

Googleの考えは『ユーザーファースト』で、違反行為があった時、最悪の場合には事前連絡なしにアカウントが停止されることがあります。

ガイドライン違反は、「ユーザーの誤解を招く表現」「低品質の投稿や関連性のないキーワード」「値引きや特典などを過度に強調したもの」「不適切で不快に感じるコンテンツ」等々だけでなく、この他にも様々あります。

MEO対策を業者に依頼した場合、すべてを丸投げにするのではなく、ご自身である程度の理解をしする必要があります。

悪徳業者による、『ヤラセの口コミ』『SEOのためだけの不要なキーワード』『ビジネス名に不要な文字』等々のガイドライン違反を無視して上位表示をさせているものを多々見かけます。

上級編

1. ローカル検索の上位表示の仕組みを理解する

ローカル検索の検索順位が決まる順位を知ることで上位表示を狙えます。

Googleが公表しているローカル検索結果の掲載順位には3つの要素が含まれており総合的に決めています。公表されているのは、関連性・距離・知名度で、ユーザーにとって最適な検索結果が表示されているのです。

ここで3つの要素を簡単にご説明します。

関連性による掲載順位決定には、ユーザーが検索する『検索キーワードとビジネスの関連性』がよりマッチしたものが上位に表示されます。

距離でいえば、ユーザーが検索した場所からビジネスがある店舗までの距離が優先され重要な要素となります。

最後に知名度、これは誰でもわかっていることですが、『有名ブランド』『インターネット上の情報』がより多く、ビジネスがどれだけ広まっているかによります。

ただ、これは一部にすぎず『Googleの考えを理解して、ユーザーにとって有益な情報を発信する』ことで、いくらでも上位表示を狙えると感じています。

2. SNSとの相性抜群

ローカル検索の検索順位を上位表示させながら、SNSで相乗効果を狙えます。

Googleビジネス（MEO対策）は新規顧客の獲得に、SNSは認知度を広げるのに非常に有効です。

私自身の考えでは、どちらとも新規顧客や認知度を獲得したいのであれば必要最低限やるべきものだと思っています。

よくご質問で、何をやれば集客出来ますかという抽象的な質問を受けることがあります。

ビジネスによっても変ってきますが、ご自身がやれるのであれば全てやった方が良いとお答えしいます。

理由はどのツールも完璧ではなく、ツールにより強みとなることが異なるからです。

ここで必要となるのが、どちらも自ら発信しつつ、お客様に発信して貰うための仕組みを作ることです。

3. レビュー内容が上位表示には欠かせない

ローカル検索するユーザーは写真や投稿だけでなく、レビュー内容を見て決めています。

Googleビジネス（MEO対策）をする上で、一番の足枷となるのが『口コミ内容』『星による評価』ではないでしょうか。

これは、オンラインショップでも同じことが言え、あなたもお店を検索する際には必ず口コミ内容と評価をチェックしているはずです。

GoogleもAI（人工知能）と人の目で二重のチェックをして、ユーザーの口コミと評価を見ています。

そして、実際にユーザーが体験したレビューの内容こそが、上位表示には欠かせないものなのです。

残念ながら悲しいことに、せっかくレビューを書いて貰っているにも関わらず返信をしてない店舗が多くあるのが事実です。

他社よりも上位表示を狙うのであれば、最低限レビューに対して返信する必要があると言えます。

4. 口コミをより多く集める方法がある

口コミが集まらないのには必ず原因があります。

Googleビジネス（MEO対策）で上位表示をさせる為には、良質な口コミをより多く集めていく必要があります。

ただ、スタッフによる声かけで口コミをお願いした場合に、口コミを投稿して貰えるのは1割未満だとGoogleの調査でも出ています。

あなたはその原因がなぜだと思いますか？重要なところなので、今一度時間をかけて考えてみてください。

口コミを投稿して貰えない要因は様々ですが、その多くが『口コミを投稿して貰うための動機付けが必要』です。

ユーザーの手間を少しでも減らし、口コミを書いて貰える仕組み作りをすることで、より多くの口コミの獲得しやすくなります。

5. 分析ツール『インサイト』を活用する

Googleビジネスには、無料で使える分析ツールがあります。

分析ツールを使用することにより、Googleビジネスの運用が上手くいっているのかの現状把握や効果測定をすることが必要不可欠となります。

インサイトは無料で使えるだけでなく、ユーザーがローカル検索する際にどのような行動をしているかを知ることができます。

例えば、どのくらいのユーザーに見られているのかのアクセス数や検索されたキーワード等々他様々な情報が分かります。

これにより、あなたは店舗に対してのユーザーの反応を知り、より良い改善に繋げることが可能となるのです。

応用編

1. レビューは量より質が大事

口コミが多ければ良いというのは、ある意味間違った考え方です。

ユーザーはGoogleビジネスの口コミを見てから、お店に来店するかを判断していることは事実です。

店舗側もユーザーから評価点５の良い口コミを書いていただけるように、あらゆる試行錯誤をされていることだと思います。

ただ口コミすべてが評価点5だった場合、その評価をユーザーが100%信用することはないのです。

ニュースでも話題となったポータルサイト等のヤラセの口コミの影響もありますが、単純に考えたら分かりますが『ユーザーすべての人が満足させることは不可能』だということです。

口コミで重要となるのは、レビューの数ではなく、レビューの質なのです。

2. 口コミは削除できるのか問題

口コミは例外を除き、基本的に削除できません。

Googleビジネスを運営していく中で悩みの種となるのが、『悪意ある口コミ』『虚偽の口コミ』です。

Googleが一番大事にしているのは、ユーザーファーストです。これは、ユーザーが実際に体験して感じた評価を大切にしているということです。

ユーザーの口コミに対して、Googleに削除依頼を申請することはできますが、削除されることはまず無いと思って間違い無いです。

最近増えているのが、低評価やネガティブなGoogleのクチコミを削除しますという業者です。

ここで知っていただきたいのは、口コミを消せるのは『口コミを書いた本人だけ』です。

クチコミ削除出来ますっていう業者から言われた場合は、自作自演なので安易にお願いすると、数ヶ月後にまたその業者から連絡がくることでしょう。ただ、そのような電話が来た場合には、『ご連絡ありがとうございます、検討させていただきます』など丁寧な対応をしないと、低評価の大量の口コミを

投稿されますのでご注意ください。

3. 口コミ返信で評価を変える

口コミの返信を見るのは、書いた本人だけではありません。

Googleビジネスの口コミは、Googleがサービスを提供していく限り何年でも残ります。

口コミ返信をするか、しないかは店舗の考え方次第ですが、私自身は過度な負担にならないのであれば、返信されることをおすすめします。

Googleビジネスで残念に感じてしまうのが、高評価の口コミ投稿のみの返信や毎回定型文返信していることです。

口コミを書いてもらえる確率と口コミを書く手間を考えた場合に、返信を返さないという選択はどうなのでしょうか。

一番最悪なのは、ユーザーの口コミに対して『感情的な返信をするという行為』です。

あなたの口コミ返信を見ているのは、口コミを書いた本人だけではなく、これからあなたの店舗に訪れようかを検討しているユーザーすべてだということを理解しておく必要があります。

4. 口コミの評価が与える影響

Googleビジネスの評価（星評価の分散バランス）が重要です。

Googleビジネスでは口コミへのインセンティブは規約違反となっており、割引により口コミを書いてもらう、高評価をつけてもらう等々の行為を厳しく監視しています。

ここでは、星評価のことを『スコア』と定義します。スコアがGoogleビジネスの上位表示とユーザーに及ぼす影響は計り知れません。

スコアは星5を目指したいところですが、Googleビジネスでは星4.2以上のスコアであればユーザーも安心でき充分ではと感じています。

また、悪徳業者などに頼んだ場合の偽の高評価レビューやユーザーによる低評価レビューがもたらすリスクも考える必要があるといえます。

これは、オンラインストアでお買い物をされる時のレビューを見た時に、あなたもこのレビューは怪しいと感じられた経験があるのではないでしょうか。

どんなに良い商品やサービスを提供していたとしても、ユーザーが実際に体験して感じる満足度によるスコアは、その人次第ということです。

過剰に評価を気にする必要はなく、今できる最高のパフォーマンスで一人一人に丁寧に対応することが大切だと考えています。

5. 戦略的にクチコミを獲得する方法

Googleビジネスでクチコミを戦略的に獲得していきましょう。

あなたの店舗では、どのような方法や手段でクチコミを獲得していますか？

クチコミをお客様に声掛けをして、クチコミを書いてもらえる確率は１割未満となっています。

クチコミを書いてくれるのを待つのではなく、戦略的にクチコミを獲得していく必要があるのです。

クチコミを書いてもらうために、様々な角度からクチコミをより手軽に書いてもらうための仕組み作りをすることで、今よりもっと楽にクチコミを獲得することができます。